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12月16日-05号

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  1. 奈良市議会 2016-12-16
    12月16日-05号


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    平成28年 12月 定例会平成28年奈良市議会12月定例会会議録(第5号)-----------------------------------     平成28年12月16日(金曜日)午後2時0分開議----------------------------------- 議事日程  日程第1 議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算(第3号)       議案第101号 平成28年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)       議案第102号 平成28年度奈良市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)       議案第103号 平成28年度奈良市介護保険特別会計補正予算(第3号)       議案第104号 平成28年度奈良市病院事業会計補正予算(第1号)       議案第105号 平成28年度奈良市水道事業会計補正予算(第1号)       議案第106号 平成28年度奈良市都祁水道事業会計補正予算(第1号)       議案第107号 平成28年度奈良市月ヶ瀬簡易水道事業会計補正予算(第1号)       議案第108号 平成28年度奈良市下水道事業会計補正予算(第1号)       議案第109号 奈良市行政組織条例の一部改正について       議案第110号 奈良市附属機関設置条例の一部改正について       議案第111号 奈良市実費弁償条例の一部改正について       議案第112号 奈良市職員の退職手当に関する条例及び奈良市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について       議案第113号 奈良市税条例等の一部改正について       議案第114号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について       議案第115号 奈良市放課後児童健全育成事業施設条例の一部改正について       議案第116号 奈良市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について       議案第117号 奈良市特産品等直売施設条例の一部改正について       議案第118号 奈良市農林水産物直売食材供給施設条例の一部改正について       議案第119号 奈良市火災予防条例の一部改正について       議案第120号 奈良市立学校設置条例の一部改正について       議案第121号 奈良市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について       議案第122号 財産の処分について       議案第123号 委託契約の締結について       議案第124号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第125号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第126号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第127号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第128号 本市流域関連公共下水道施設を大和郡山市住民の利用に供することについて       議案第129号 奈良県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び奈良県市町村総合事務組合規約の変更について       議案第130号 工事請負契約の締結について       議案第131号 奈良市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当の額並びにその支給に関する条例等の一部改正について       議案第132号 奈良市一般職の職員の給与に関する条例及び奈良市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について       議案第133号 工事請負契約の締結について----------------------------------- 本日の会議に付した事件  第1、報告 補正予算等特別委員会の正副委員長の互選報告について  第2、日程に同じ  第3、陳情第39号 「地球を守れる社会体制づくり」のための陳情書  第4、請願第23号 横井町山林への新斎苑建設計画を白紙撤回し、未来世代に負担の少ない場所に早期に新斎苑の建設を求める請願書  第5、閉会中継続審査・調査申し出について----------------------------------- 出席議員(38名)  1番 松下幸治君      2番 道端孝治君  3番 太田晃司君      4番 八尾俊宏君  5番 柿本元気君      6番 九里雄二君  7番 藤田幸代君      8番 酒井孝江君  9番 階戸幸一君      10番 横井雄一君  11番 山本直子君      12番 白川健太郎君  13番 今西正延君      14番 鍵田美智子君  15番 山本憲宥君      16番 東久保耕也君  17番 北 良晃君      18番 宮池 明君  19番 伊藤 剛君      20番 内藤智司君  21番 山口 誠君      22番 松村和夫君  23番 小川正一君      24番 北村拓哉君  25番 浅川 仁君      26番 三浦教次君  27番 植村佳史君      28番 土田敏朗君  29番 上原 雋君      30番 森岡弘之君  32番 高杉美根子君     33番 松石聖一君  34番 井上昌弘君      35番 松岡克彦君  36番 山口裕司君      37番 森田一成君  38番 中西吉日出君     39番 松田末作君 欠席議員  なし 欠番  31番----------------------------------- 説明のため出席した者  市長       仲川元庸君   副市長      津山恭之君  副市長      向井政彦君   危機管理監    藤村正弘君  総合政策部長   染谷禎章君   総務部長     乾 尚浩君  財務部長     中西寿人君   市民生活部長   外良匡利君  市民活動部長   澤野井 保君  保健福祉部長   堀川育子君  子ども未来部長  木綿延幸君   保健所長     上野満久君  環境部長     山村栄之君   観光経済部長   長岡伸考君  都市整備部長   喜多六宏君   建設部長     山本幸宏君  会計契約部長   西谷忠雄君   企業局長     池田 修君  消防局長     酒井孝師君   教育委員長    杉江雅彦君  教育長      中室雄俊君   教育総務部長   北谷雅人君  学校教育部長   梅田真寿美君  監査委員     東口喜代一君  総合政策部参事総合政策課長事務取扱           仲野公夫君   財政課長     増田達男君----------------------------------- 事務局職員出席者  事務局長     米浪高之    事務局次長    小川祐弘  議会総務課長   中谷陽子    議事調査課長   梶 正樹  議事調査課長補佐 秋田良久    議事係長     杉野真弥  調査係長     岡本欣之-----------------------------------   午後2時0分 開議 ○議長(浅川仁君) 休会前に引き続き、会議を開きます。----------------------------------- △報告 補正予算等特別委員会の正副委員長の互選報告について ○議長(浅川仁君) 私より御報告申し上げます。 去る7日の本会議において設置されました補正予算等特別委員会の委員長に9番階戸君、副委員長に28番土田君がそれぞれ互選されました。----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 次に、お手元に御配付いたしておりますとおり、去る7日の本会議において補正予算等特別委員会に付託いたしました案件について、委員長から議長宛て、審査報告書が提出されております。 以上、御報告申し上げます。----------------------------------- △日程第1 議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算(第3号) 外33件 ○議長(浅川仁君) 日程に入ります。 日程第1、議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算より議案第133号までの34議案を一括して議題といたします。 本案は、去る7日の本会議において補正予算等特別委員会に付託いたしました案件であります。 これより委員長の報告を求めます。 9番階戸君。   (9番 階戸幸一君 登壇) ◆9番(階戸幸一君) 私より、去る7日の本会議におきまして、補正予算等特別委員会に付託を受けました議案第100号より第133号までの34議案につきまして、審査の経過及び結果を報告いたします。 委員会は去る7日、12日及び13日の3日間開催し、審査を行いました。 主な質疑は次のとおりであります。 まず、委員より、一般会計補正予算のうちバンビーホーム施設整備に関し、今回5カ所の施設において補正対応する必要性について。また、対象とする各施設の整備内容について質疑がありました。 次に、委員より、平城山跨道橋及び積徳橋耐震補強工事工事請負契約の締結について、市はクリーンセンター移転計画を進めておられる中で、なぜ現環境清美工場の出口専用橋である積徳橋の耐震補強工事を実施するのかとの矛盾を指摘する質疑が、また、平成28年度奈良市一般会計補正予算の新斎苑整備事業費について、市としてこれまで実施してきた全ての調査で、建設候補地として十分な安全確保ができると考えているのかとの質疑がありました。 次に、委員より、議案第100号について、新斎苑整備事業の予算がつくこととなれば、工事などを見据えた設計等にかかることになると思うが、事業を進めていく上での手続として、地元の承諾書なり同意書なりが必要となるのか。また、議案第119号について、奈良市の施設で特定防火対象物としてどのような施設があり、また、その中に違反対象物公表制度の対象となる施設があるのかとの質疑がありました。 次に、委員より、議案第100号に関し、奈良市新斎苑基本計画に係る地域活性化対策案について。また、議案第110号に関し、奈良市地域公共交通会議の位置づけと活用方法について質疑がありました。 次に、委員より、議案第100号の新斎苑計画関連予算に関して、基本計画で盛り土を3分の1に減らした理由及び盛り土工施工後も地盤の確認内容を逐一公表する市の考えについて。また、安全性向上や予算縮減の面から、炉の数や建物の規模縮小などを行い、盛り土工をさらに縮減させる市の考えについて質疑がありました。 次に、委員より、新斎苑に関して、アクセス道路橋梁予備設計予算アドバイザリー業務委託予算について、その内容はどのようなものなのかとの質疑がありました。 次に、委員より、議案第100号にある新斎苑整備事業費について、本年3月議会から新たに計上された事業費は、今後の事業推進に必要なものなのか。また、議案第132号について、人事院勧告給与改正を受けての給与引き上げに伴い、働き方改革に取り組むことによる人材確保について質疑がありました。 次に、委員より、議案第100号について、国の平成28年度第2次補正予算を活用した高齢者、障がい者、児童福祉施設整備事業費等の6事業について。また、児童措置費に関し、民間保育所の保育士と公立保育園の保育教育士に対する処遇改善について質疑がありました。 次に、委員より、議案第100号の新斎苑整備事業について、計画変更を判断するに至った経緯と、それによって安全性の確保はどのようになったと考えているのかとの質疑がありました。 次に、委員より、新斎苑建設補正予算8200万円を論じるに当たって、市長が鹿野園町に示された地域活性化対策案は、地元住民が新斎苑建設に同意しなかった場合は効力を失う取引材料としての側面があるとともに、住民が市の言いなりになったとしても実現の保証はない無責任な案であるという認識に間違いはないのか。また、新斎苑建設について、地元同意がなかった場合でも丁寧な説明は続けるというただし書きはあるものの、地元の意見は無視して事業を推進し続けるのが市の姿勢であるということで間違いないかとの質疑がありました。 以上が質疑の概要であります。 質疑終結の後、討論、採決を行いました。 その結果、議案第100号は賛成者の起立少数により否決すべきものと決定し、議案第111号、第113号、第114号及び第116号、以上4議案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第101号より第110号までの10議案、第112号、第115号、第117号より第121号までの5議案、第124号より第129号までの6議案、第131号及び第132号、以上25議案はいずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第122号、第123号、第130号及び第133号、以上4議案はいずれも満場一致をもって原案に同意すべきものと決定した次第であります。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(浅川仁君) ただいま補正予算等特別委員長より報告がありましたが、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。 討論は一括して行います。 通告がございますので、発言を許します。 17番北君。   (17番 北 良晃君 登壇) ◆17番(北良晃君) 自由民主党奈良市議会議員団の北です。 私は、会派を代表いたしまして、議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算第3号に反対し、残余の議案には賛成いたします。 以下、理由を述べます。 今回の議案第100号、奈良市一般会計補正予算第3号には、新斎苑関連の予算として、3月の当初予算で減額修正し、市長の再議を経て修正可決した予算が確定したにもかかわらず、新斎苑建設に突き進む補正予算8200万円が提案されております。 我が会派は、3月の当初予算から一貫して、地元の住民合意と地元住民の自然災害等に対する不安の払拭を訴えてまいりました。いまだ地元合意を得られる状況ではなく、鹿野園町においては自治会長の解任問題等、地元住民が完全に分断され、さらに請願第7号の採択でも明らかなように、白毫寺町などの地元合意にはほど遠い状況にあります。国の法律がどうであれ、市町村段階では開発、特にこのような施設の場合は住民合意が不可欠だと思います。このままでは地元住民の合意のない新斎苑建設計画になりかねません。 よって、いま一度原点に立ち返り、まず一日も早い地元の合意形成が新斎苑計画には必要であるということを申し上げ、今回の新斎苑整備事業費を含む補正予算第3号には反対いたします。 以上、反対討論といたします。 ○議長(浅川仁君) 2番道端君。   (2番 道端孝治君 登壇) ◆2番(道端孝治君) 奈良未来の会、道端です。 私は、会派を代表し、議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算第3号に反対し、残余の議案には賛成をいたします。 以下、その理由を述べます。 今回の議案第100号、奈良市一般会計補正予算第3号には、新斎苑関連の予算として8200万円が提案されました。市長が推し進める新斎苑建設候補地は、平成21年に市長みずから、長年御迷惑をおかけした白毫寺地区住民の思いや、進入路としての橋梁の整備等に多額の費用がかかるとの理由で一度白紙撤回された場所です。市内に24カ所も候補地がありながら、市長みずから十分に現地視察も熟考もせず、100年来の願いがやっとかなえられると住民に期待をさせておきながら裏切り、再び奈落の底に突き落としてまでも市長だけが固執している場所です。 3月の定例会での当初予算で審議された新斎苑計画案は、自然災害への懸念を初めとする安全性、経済性、利便性に加え、周辺及び地元住民の理解が全く得られておらず、総事業費が一度白紙撤回した前回よりも10億円以上も増額になるなどの数々の問題点から、この場所での計画推進はノーであると議決しました。にもかかわらず、議会の意思をあえて無視し、さらに、議会の議決を得ずに予備費を流用してまでも一部会派の意向に従属し第三者評価を実施されましたが、その結果として、その予算執行は不当であると住民訴訟にも発展し、市政をいたずらに混乱させております。 また、住民の同意を得たいがために地域住民に提示された地域活性化対策案については、その事業費を精査すらせず、議会の議決もなく、財源の保障もない。市民に説明責任を全く果たせない無謀とも言える、まさに絵に描いた餅です。さらに、市民に対して、本来なら平等であるべき防災対策で他の地域より優先的に措置しようとするなど、地域住民のみならず全奈良市民を愚弄するものです。 また、そのような約束をする一方で、今議会中において我が会派の質問に対し、新斎苑建設には法的には地元合意は必要ないとし、地域活性化対策案はあくまでも今後の協議で決めていくもので約束ではないと住民感情を軽視する答弁をし、正式な手続を経て申し出られた地元自治会からの自治会長交代の届け出を理由もなく保留するなど、新斎苑建設計画に反対する住民の声を黙殺し、強引に進めようとする市長の姿勢は断じて認めるわけにはまいりません。 地域住民から奈良市議会に提出された建設反対の請願は、採択されたものを含めると7件に上り、さらに本日、鹿野園町自治会長から反対の請願が提出されました。また、建設反対の署名も2,000名を超えております。市長は、住民の8割が受け入れに賛成していると妄言を述べておられますが、いまだ大多数の地元住民が反対されており、少数の推進派を市長が先導する中で住民同士が対立し、地域がまさしく分断状態に陥っております。本当に悲しいことです。市長としてこの責任は重大であります。 このような事態を招いたのも、3月定例会での3分の2以上で議決した議会の意思を真摯に受けとめず、新斎苑計画を強引に進めようとする市長の手法に全ての原因があります。3月定例会での予算に対する議決とは、執行機関--すなわち市長の執行権を監視、拘束する議会に与えられた権限であります。それを無視し、独裁的に新斎苑建設に突き進むことになるこの予算案は絶対に認めることはできません。 新斎苑早期建設の必要性は当然のことながら十分に認識しております。しかし、我々はこれ以上、仲川市長に市政のかじ取りを任せるわけにはまいりません。まずもって市長はみずからの信を民に問うべきだと申し上げ、反対討論といたします。 ○議長(浅川仁君) 23番小川君。   (23番 小川正一君 登壇) ◆23番(小川正一君) 日本共産党の小川正一です。 私は、日本共産党奈良市会議員団を代表して討論を行います。 ただいま議題にされております議案のうち、議案第111号 奈良市実費弁償条例の一部改正について、議案第113号 奈良市税条例等の一部改正について、議案第114号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について、議案第116号 奈良市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定についての以上4議案について反対し、議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算第3号について、議案第117号 奈良市特産品等直売施設条例の一部改正について、議案第118号 奈良市農林水産物直売食材供給施設条例の一部改正について、議案第120号 奈良市立学校設置条例の一部改正について、議案第122号 財産の処分についての5議案には、意見を付して賛成します。残余の議案については賛成をいたします。 以下、理由を述べます。 まず、議案第111号 奈良市実費弁償条例の一部改正について及び議案第116号 奈良市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定についてです。 農業協同組合等の一部を改正する等の法律が2015年8月に成立いたしました。農業の成長産業化と称して日米財界の要求に応え、農協系金融を市場開放するとともに、企業の農業参入を拡大し、農地所有に道を開くもので、農業協同組合法、農地法、農業委員会法を一体に改正するものです。2つの議案は、この法律の一部改正に伴って、関係条例の引用条文の整理や新たな関係条例を制定しようとするものです。 農業委員会法の改正の最大の問題は、農業委員の公選制を廃止し、市町村長による任命制を打ち出したことです。これまで農業委員会は、公選法に準じて農業者から選ばれた委員が多数を占めることで、農家の代表機関と呼ばれてきました。その基本的性格を否定するものです。財界はこれまで、農地を自由に手に入れたい思惑から公選制の廃止を執拗に迫ってきました。この要求に応えた改正であり、開発に熱心な市町村長による恣意的な人選を許すことになりかねません。 政府は、農業の担い手の減少や高齢化、耕作放棄地の広がりを農業委員会改革の理由としています。しかし、その根本的な原因は、歴代政府が農産物の輸入自由化を一貫して推進し、大多数の農家経営を成り立たなくしてきたことにあります。史上最悪の輸入自由化を受け入れながら、農業委員会に遊休農地の解消に力を入れよと迫る農政のもとでは、農地の荒廃を防ぐことなどできないことは明らかです。農業委員会法改正は農協法や農地法の改正と一体ですが、そこに貫かれているのはTPP受け入れを前提とした国内体制づくりであり、家族農業中心の戦後農政を根底から覆すことになってしまいます。 次に、議案第113号 奈良市税条例等の一部改正についてです。 今回の市税条例改正には、延滞金の計算期間の見直しなど5つの内容が含まれていますが、その中にある特定一般用医薬品購入費医療費控除の対象にするのは問題です。第1に、医師の処方箋による服薬から、自己判断による服薬を税制面で誘導し、医療費削減につなげようとするものです。第2に、従来は医師の処方箋によらなければ使用できなかった指定医薬品の中から一般医薬品として認可された医薬品を自己判断で服用し続けることは、必要な受診のおくれや副作用、病状悪化につながるリスクがあり、これを税制面から後押しする条例改正は問題です。 次に、議案第114号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正についてです。 本議案は、奈良市幼保再編基本計画及び実施計画に基づき、市立の幼稚園及び保育所を統合再編し、幼保連携型認定こども園へ移行するために、関係する設置条例を一部改正し、高円こども園神功こども園鶴舞こども園の項を追加、高円保育園神功保育園、東市幼稚園、鶴舞幼稚園田原幼稚園右京幼稚園神功幼稚園鼓阪北幼稚園の項を削除しようとするものです。 この計画は、保護者や現場、地域の当事者の願いに根差したものではなく、公共施設統廃合民営化政策と強くリンクしています。幼稚園と保育所の異なる生活リズムを無理に一体化する弊害も深刻で、子供や保護者、職員の負担も大きくなっています。また、幼保再編計画による園の統廃合の方針があるために、退職者に見合う正規保育士の採用が抑えられ、他の保育現場でも数少ない正規の保育士に責任や負担が集中するなど、再編案の対象園以外でもさまざまな深刻な影響が出ています。対象とされた園では、保護者や地域の声を無視した計画はやめよと批判の声が続出し、この間、我が党だけでなく他会派からも、市のやり方を問題視する意見が相次いで出されています。 奈良市はこれまで、小学校区単位に幼稚園をつくり、地域で子育てしやすい環境の整備を進めてきました。市立幼稚園は、保護者だけでなく地域からの愛情に大きく包まれ、未就園児の広場など、地域の子育てセンターとしてかけがえのない役割を果たしてきました。その宝を引き継ぎ、生かしていくことが重要です。市長は、統廃合により小学校区から子供の施設がなくなればコミュニティーが衰退する認識があるのかとの我が党の質問に対し、地域コミュニティーに影響があることを認める答弁をしていますが、11月に公表された学校規模適正化計画後期計画とも連動し、今後、保・幼・小・中学校全体の統廃合につながりかねない、これでは地域が衰退してしまうと、本議案で対象とされている地域住民からも強い危惧が出されています。幼保再編計画は一旦凍結し、市立幼稚園の園児募集停止等の要綱は撤回すること、そして、切実な願いとなっている市立幼稚園での3年保育の実施を求めるものです。 以上が、反対する議案についての討論です。 次に、意見をつけて賛成する討論を行います。 まず、議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算についてです。 この補正予算には新斎苑建設関連予算が含まれています。新斎苑計画に関して、さきの補正予算等特別委員会においても述べましたが、改めて我が党の意見を述べます。 現在の東山霊苑火葬場は、大正5年に開設され、その後、数度の改修が行われたものの、8炉しかない上に老朽化が著しく、受け入れが限界を超えています。申し出から火葬まで、正月明けは7日間待ち、通常でも1日から2日待ちが頻繁に起きています。また、狭隘な施設は、今日的な火葬場としてはほど遠い施設になっており、一日も早い新しい火葬場の建設については、市民全体の切実な願いとなっています。 法的には民間事業者による火葬場建設が可能であるにもかかわらず、建設に至るまでの合意形成の困難さや採算性に見通しがないことから、県内33の火葬場は全て公設であり、奈良市でも市長が責任をもって建てなければならない施設です。また、全ての市民がいずれお世話になる施設だという意味で、極めて公共性の高い施設です。その立場から、早急に解決を図らなければならない課題と位置づけて取り組んできました。 我が党は、平成28年1月に奈良市が発表した新斎苑基本計画案で示された横井町山林での建設計画について、安全性の担保と住民合意の必要性を繰り返し議会で求めてきました。また、専門家の知見もいただきながら、計画地の断層調査及び第三者評価の実施を議会で求め、市はそれを実施してきました。これまで1年以上の時間をかけて、土質調査、地質状況調査、斜面安定解析調査、環境影響評価、またこれらを踏まえた第三者評価、断層調査の6つもの調査が行われてきました。これらの調査全体を踏まえ、見直された基本計画については、少なくとも安全性は基本的に確保されたと考えます。しかし、今後、深めなければならない点、対策を打たなければならない点もあり、引き続き対応を求めていきます。 また、計画地西側の鹿野園地域の災害リスクの懸念に対しては、地元活性化策ではなく防災対策として位置づけ、取り組むよう求めたところ、積極的に防災対策に取り組むと市長も答弁しました。今後もその実施を求めていきます。また、事業費の一層の縮減を求めていきます。 奈良市は、12月議会の開会に先立ち、これまでの調査結果などを踏まえ、新斎苑基本計画を発表しました。発表された基本計画は、施設の位置や規模を当初の基本計画案から見直しをするとともに、盛り土の量を3分の1に減らすなど、第三者評価で指摘されたことを全て踏まえたものとなっています。同時に、問題は、これらが具体化されても、その中身が骨抜きにならないよう、今後、議会としても市民の側からもチェックを怠らないことが重要であり、施工後も盛り土部の地盤状況等の情報の公開を求めました。それに対し市長は、地元住民を含め、広く市民、議会への情報公開、情報共有の徹底を図ると答弁しました。 我が党は、こうした経過や到達を踏まえ、新斎苑基本計画を基本的に可とするとともに、市民の切実な要求となっている新斎苑建設を進める立場から、12月議会に提案されている新斎苑建設の関連予算に賛成するものです。なお、この建設計画については、反対の趣旨の請願や賛成、推進の陳情も出されている状況であり、市に対して引き続き市民の皆さんの理解を得るよう求めていきます。 次に、議案第117号 奈良市特産品等直売施設条例の一部改正について及び議案第118号 奈良市農林水産物直売食材供給施設条例の一部改正についてです。 これらの議案は、月ヶ瀬温泉ふれあい市場並びに湖畔の里つきがせに指定管理者制度を導入し、これに伴う所要の規定の整備を行おうとするものですが、両施設とも地元地域と生産者に支えられ、運営されています。指定管理者制度の導入後も従前の地元のかかわりが継続できるよう要望するとともに、各施設が連携し、相乗効果が発揮できることを期待します。 次に、議案第120号 奈良市立学校設置条例の一部改正についてです。 これは、月ヶ瀬小学校及び月ヶ瀬中学校が施設一体型の小中一貫校となること並びに並松小学校、都祁小学校、吐山小学校及び六郷小学校を統合再編することに伴う条例の一部改正です。月ヶ瀬、都祁両地域の保護者、教職員、地元地域から出されている通学路、小学校附帯施設や交通手段などの要望に応えるように要望しておきます。 次に、議案第122号 財産の処分について意見を述べます。 これは、佐保台西町にある旧人権啓発センターの物件を売却処分する案件です。現在、総務省は、各自治体に公共施設等総合管理計画の策定を要請し、公共施設の縮小、廃止、集約化を進めており、そのことが防災、住民サービス、地域のコミュニティーなどにも影響を及ぼしています。以上のことから、今後、公共施設の処分については、市民の意見、要望などを踏まえ、慎重に対応していただくよう要望します。 以上、討論といたします。 ○議長(浅川仁君) 18番宮池君。   (18番 宮池 明君 登壇) ◆18番(宮池明君) 私は、公明党奈良市議会議員団を代表し、今定例会に上程されております議案のうち、議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算第3号及び議案第131号 奈良市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当の額並びにその支給に関する条例等の一部改正について、賛成の立場で討論いたします。 議案第100号につきましては、新斎苑建設事業の関連予算8200万円が盛り込まれております。我が会派は、今定例会中に行われました補正予算等特別委員会におきまして、計上されております新斎苑建設関連予算が本年3月定例会にて提案された事業費と比較する中で、新たに提案されている事業内容や増額部分についての理由について確認をし、いずれも今後、新斎苑建設事業を進める上で重要かつ適正な予算であることを確認いたしました。 また、奈良市新斎苑基本計画を集中審査する目的で、今定例会内において急遽行われました市民環境委員会におきましては、計画地西側の保安林の位置確定の手法の適正性、候補地西側地域において井戸が枯渇した際の対策、斎苑建設後の交通量の増加状況、新斎苑周辺の道路排水計画、そして建設計画を推進するに当たり、計画地及び周辺地域が本来持つ自然災害へのリスクが減少する点について質問し、この基本計画は、新斎苑建設を推進するに当たり、特に問題にするところはないとの結論に至りました。 ただし、新斎苑の建設により、計画地並びに周辺地域において自然災害へのリスクが高まるのではないかと不安に思っておられる住民の皆さんや全市民に対して、今後も具体的な対策を適時に情報発信するなど、理解を得る御努力を強く要望するものであります。 次に、議案第131号につきましては、国の人事院勧告により民間給与との比較による給与の較差を埋めるため、一般職の国家公務員の給与改定に準じ、本市でも一般職の職員及び特定任期付職員の給与の改定とともに、議会の議員並びに市長、副市長、教育長、常勤の監査委員及び公営企業管理者の期末手当の支給割合を改定しようとする条例です。 一般職や他の常勤の特別職はともかくとして、議会の議員及び市長は、選挙を経て有権者より負託を得た特別職であるとともに、我が国の地方自治は団体自治と住民自治をあわせ持ち、二元代表による議会制民主主義の政治体制の中、市民より負託を得た議会並びに議員には条例の提案及び制定または改廃、予算の議決の権限などが備わり、一方、市長には条例の提案並びに予算編成及び執行権、人事権などの強い権限が備わっています。議会の議員の報酬及び市長の給与等という待遇については、有権者より負託を得た議員並びに市長がみずから決定するという観点において、その公平性や妥当性を期するため、あらかじめ市長が地方自治法第138条の4第3項の規定による附属機関である奈良市特別職報酬等審議会に諮問し、答申を受ける制度があります。しかしながら、本市の奈良市特別職報酬等審議会規則には期末手当の審議は明記されていません。 一方で、奈良市議会は、直近で平成26年2月に奈良市特別職報酬等審議会より議会の議員の報酬月額に係る答申を受け、支給に関する条例の一部改正を行っています。それ以降で、今般の議案第131号と同様の期末手当の支給に係る議案が、平成26年12月定例市議会の議案第174号、平成28年3月定例市議会の議案第15号が相次ぎ上程されています。民間の株式会社では役員報酬について、毎年の定時株主総会で決めるという手続を経る企業も多くある中で、本市は、期末手当の額の改定については一定の外部の統制を受けないまま条例成案しているのが現状です。 地方自治体の財政状況等は市町村によって全く違う状況で、地方自治の原則から、議会の議員並びに市長も一概に改定を行うことが理にかなうのかとの疑問も残ります。しかし、議会の議員の報酬や市長の給与などはポピュリズムに訴える道具として利用されやすい要素であることから、額の改定については、よほどの理由がない限り、支給額を決めた改正議案の発議を議会みずからするべきではないとも考えます。 以上のことから、今後は、議会の議員並びに市長の期末手当についても奈良市特別職報酬等審議会に諮問し、本市の財政状況や本市の民間給与と比較し検討いただき、その答申を受けていただきたいと意見を付した上で賛成いたします。 なお、残余の議案についても賛成いたします。 ○議長(浅川仁君) 5番柿本君。   (5番 柿本元気君 登壇) ◆5番(柿本元気君) 私は、ただいま議題にされております案件のうち、議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算については反対し、その他の議案については賛成します。 以下、理由を述べます。 議案第100号の補正予算には、新斎苑建設に係る8200万円の補正が含まれています。新斎苑建設事業は、今、調査段階を終え、この補正が通るとこれから実際に事業が進められる、そんな段階に入ってきます。しかし、新斎苑建設に反対する請願は今のところ8件提出され、また、地元や周辺地域からは2,000人もの反対署名が提出されています。これは、市の住民に対するこれまでの態度や安全性の問題が起因していると考えられ、安全面については今回、調査結果が出たわけですから、これに自信があるならば、調査結果を持って地域住民に安全性を説明する期間を設けるべきで、直ちに事業を進めるのは尚早であると言えます。しかも、実際には、今委員会でも市の行った調査結果の信憑性にさまざまな疑問が投げかけられました。また、市の姿勢の問題点について委員会でさまざま明らかになったところですので、私なりに3点上げてみたいと思います。 1点目に、市が地元に示した地域活性化対策案は、地元が新斎苑建設に同意しなかった場合は無効となる、取引材料としての性質が強いものであるにもかかわらず、地元が市の言いなりになったとしても実現は保証しないという無責任なものであることが明らかになりました。しかし、この活性化案が出されてから間もなく、一部住民からの陳情書など、建設容認の動きが活性化したことからも、地元の人たちはこの案をそのような無責任なものとは考えておらず、市との約束であると考えています。まずは市に大まかな積算をお示ししていただかないと、私たちはこの無責任に広げられた約束に責任を持つことができません。目的のためには市民をだましてもいいというのは大間違いで、市民との信頼関係こそ奈良市の財産だということを再度確認しておきたいと思います。 2点目に、市は地元住民の理解がなくても事業は推進していくと明言しており、法的にも住民の同意を得る必要はないんだと、すがすがしいまでに少数者を無視する姿勢を鮮明にされました。これでは、住民合意は大切だときれいごとだけを掲げながら、ほかに理由を上げて今回の補正予算に賛成することは、論理的にも不可能になりました。補正予算に賛成することは地元住民の意見などどうでもいいと言っているのと同義になり、これでは賛成できるはずもありません。(発言する者あり) 3点目に、鹿野園町自治会への越権的介入です。 同自治会は、11月下旬に住民の過半数の署名が集められ、その後、12月3日に臨時総会で前自治会長の解任が決定されました。新しく選出された自治会長は新斎苑建設に対して反対の立場を明確にしており、この新体制が奈良市にとって不都合なのは明らかですが、そこで奈良市は、12月5日に提出された自治会長異動届を受理せず保留するという暴挙に出ました。市長はその際、新自治会長として認められるためには弁護士に頼んだらどうだと発言したそうですが、自治会長は極めて民主的な手順により選出されており、実際に弁護士によるリーガルチェックで適法と認められています。市に都合の悪い自治会はその存在すら認めないというのは、市長による恐ろしい独裁体制です。私たちはこんなことに加担することはできません。(発言する者あり) 最後に、奈良市の火葬場の現状から、新斎苑の早期建設が必要であることは私も十分に認識しています。新斎苑建設計画について広く奈良市民に意見を問えば、賛成の声が多数になるでしょう。しかし、多くの人が望んでいるからといって、一部の人を犠牲にしていいわけではなく、それを数の論理にのみ任せてしまっては、行政によるいじめの正当化です。地元住民の意見を少数者と切り捨てるのではなく、当事者として尊重し、しっかりと受けとめた上で彼らと話し合いを持つ、そんな真摯な姿勢が必要です。私が市長に求めているのは、まさにその1点であり、残念ながらその1点において、市長はこの間、誠実ではありませんでした。 きょうここで、多くの人が新斎苑建設を願っているという片方の事象だけを取り上げ、補正予算に賛成することは、少数者を踏みにじり、人間の誇りと尊厳を無視する行為であると考えます。(発言する者あり)きょうここで、住民合意の必要性を説きながら、にもかかわらず議案に賛成することは、合意していない住民の存在すら認めない、無視する、そんな不遜で傲慢な態度であると考えます。 私は、これらの事実とみずからの良心に基づき、自信を持って議案第100号に反対するものです。(拍手) ○議長(浅川仁君) 8番酒井君。   (8番 酒井孝江君 登壇)
    ◆8番(酒井孝江君) 無所属の酒井孝江です。よろしくお願いいたします。 議案第100号に賛成し、残余の議案にも賛成します。 以下、理由を述べます。 現在の東山霊苑火葬場からならまちの端までは約1.2キロメートルです。ところで、新斎苑の予定地から白毫寺町までも同じく約1.2キロメートルです。現火葬場は、大正5年、1916年より使われておおむね100年を経過していますが、ならまちで現東山霊苑火葬場が近いとか、風評被害等はないと言われ、意識したことすらないと聞きます。また、新斎苑からならまち端まで約1.8キロメートルです。そのため、新斎苑に反対されている白毫寺町や鹿野園町の方の近いという反対の理由が理解できないというお声があります。また、際限なく遠くの山や他県との境界地につくれば不便だとのお声も聞きます。 さて、明治、大正や昭和の時代の初めのころは、人の死はもっと身近で隠すものではなかったそうです。山間では法の特別処置として土葬も行われていました。確かに、今、親族でもその死は遠いものになり、他者の死は避けたいものにますますなっているのかもしれません。しかし、今回の新斎苑をめぐる問題は、多くの方々のかかわる紛議の中に置かれ、死をめぐる感覚のバランスが崩れ、遠く見えないものとしたいという一面が大きいのではと思えてなりません。 今回、新斎苑建設へ向けて、改めて反対されている方と理解へのお話ができないのかと願いつつ、賛成いたします。 以上です。 ○議長(浅川仁君) 他に討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、否決であります。 よって、原案について採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(浅川仁君) 起立多数であります。 よって、議案第100号は、原案どおり可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第100号 平成28年度奈良市一般会計補正予算(第3号) 原案可決と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 次に、議案第111号 奈良市実費弁償条例の一部改正について、議案第113号 奈良市税条例等の一部改正について、議案第114号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について及び議案第116号 奈良市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について、以上4議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(浅川仁君) 起立多数であります。 よって、議案第111号、第113号、第114号及び第116号、以上4議案は、委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第111号 奈良市実費弁償条例の一部改正について 外3件 委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 次に、議案第101号より第110号までの10議案、議案第112号、議案第115号、議案第117号より第121号までの5議案、議案第124号より第129号までの6議案、議案第131号及び議案第132号、以上25議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、議案第101号より第110号までの10議案、議案第112号、第115号、議案第117号より第121号までの5議案、議案第124号より第129号までの6議案、議案第131号及び第132号、以上25議案は、委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第101号 平成28年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 外24件 委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 次に、議案第122号、議案第123号、議案第130号及び議案第133号、以上4議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案同意であります。 委員長報告どおり、いずれも原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、議案第122号、第123号、第130号及び第133号、以上4議案は、委員長報告どおり、いずれも原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第122号 財産の処分について 外3件 委員長報告どおり原案同意と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 以上で日程は終了いたしました。----------------------------------- △陳情第39号 「地球を守れる社会体制づくり」のための陳情書 ○議長(浅川仁君) 本日までに受理した陳情は、お手元に御配付いたしております陳情文書表のとおり、横浜市中区 荒木 實氏提出の、陳情第39号 「地球を守れる社会体制づくり」のための陳情書1件であります。御清覧おき願います。----------------------------------- △請願第23号 横井町山林への新斎苑建設計画を白紙撤回し、未来世代に負担の少ない場所に早期に新斎苑の建設を求める請願書 ○議長(浅川仁君) 本日までに受理した請願は、お手元に御配付いたしております請願文書表のとおり、奈良市 鹿野園町自治会会長 竹中正彦氏外2名提出の、請願第23号 横井町山林への新斎苑建設計画を白紙撤回し、未来世代に負担の少ない場所に早期に新斎苑の建設を求める請願書1件であります。 本請願は、市民環境委員会へ付託いたします。 お諮りいたします。 本請願は、閉会中において審査願うことにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △請願第23号 横井町山林への新斎苑建設計画を白紙撤回し、未来世代に負担の少ない場所に早期に新斎苑の建設を求める請願書 市民環境委員会に付託 閉会中審査と決定----------------------------------- △閉会中継続審査・調査申し出について ○議長(浅川仁君) お諮りいたします。 お手元に御配付いたしております閉会中継続審査・調査申し出一覧表のとおり、各委員長より閉会中の継続審査・調査申し出書が提出されております。 申し出どおり、閉会中の継続審査・調査とすることにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △閉会中継続審査・調査申し出について  申し出どおり閉会中継続審査・調査と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 以上で12月定例会に提出されました案件は、全て議了いたしましたので、本定例会はこれで閉じることにいたします。 市長より挨拶がございます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) 12月定例市議会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本日をもちまして平成28年最後の定例市議会が終了いたしたところでございますが、議員の皆様方には、今議会に提案申し上げました案件につきまして、慎重な御審議をいただき、原案どおり御議決を賜りましたことに改めて御礼を申し上げます。 特に、新斎苑整備事業につきましては、市民環境委員会を招集いただき、基本計画に係る集中審議をいただくとともに、補正予算等特別委員会におきましても慎重な御審議をいただいた結果、事業推進に御理解をいただく御意見が過半を占めたところでございます。御理解を賜りました議員の皆様方に改めて厚く御礼を申し上げる次第でございます。歴代市政が長年実現できなかった大きな事業を一歩前進させることができたことを、感慨深く受けとめているところでございます。本当にありがとうございます。 また、この問題に対しまして、これまで熱心に取り組んでこられました多くの関係者の方々、そして、これまで長年にわたり本市の火葬場をお引き受けいただいてまいりました現施設の地元の皆様方に対しましても、感謝の気持ちでいっぱいでございます。 本事業につきましては、今後も引き続き、一人でも多くの住民の皆様の御理解を得るための努力を続けさせていただくとともに、本事業の推進が地域の皆様にとりまして真の活性化につながるものとなるよう、最大限の努力をしてまいりたいと考えているところでございます。 また、議員の皆様方から頂戴をいたしましたたくさんの御意見、また御提案につきましても、真摯に受けとめ、今後の市政運営にしっかりと反映させてまいりたいと考える所存でございます。 さて、本年3月にオープニングいたしました東アジア文化都市2016奈良市でございますが、この12月26日にいよいよ閉会を迎えることとなりました。この間、古都奈良から多様性のアジアへをテーマに、伝統文化や現代芸術まで、舞台芸術、美術、食文化のほか、多岐にわたる分野で各都市の市民が深くつながり、東アジアの域内の相互理解と連帯感を高めることができたと感じているところでございます。今後、オリンピック・パラリンピック競技大会が2018年には韓国平昌、2020年に日本の東京、そして2022年には中国北京で開催をされることから、東アジアに対する世界からの注目度はますます高まってまいるところであります。奈良での事業のフィナーレを飾る記念シンポジウムでは、「『東アジア文化都市』のレガシィ~明日に遺すべきもの~」について議論をさせていただき、東アジア文化を受け入れていたシルクロードの終着点であり、かつ、いにしえの時代に世界と向き合ってきた奈良だからこそできることを、今後とも世界に向けて発信してまいりたいと考えております。 また、ことしの11月におきましては、世界遺産であります春日大社の20年に一度の式年造替が行われたところでございますが、1年7カ月ぶりに戻る正遷宮が実施され、60回目となる造替の歴史で初めて奉祝行事としてさまざまな行事も行われたところでございます。また、あす17日からは、大和のお祭りの納めと言われております春日若宮おん祭のお渡り式も行われ、これから冬本番へと向かっていくことでございます。 本市におきましても、冬のさまざまな観光対策等の取り組みを通しまして本市の魅力をさらに世界へと発信をし、そして市民生活におきましては、市民の暮らし、福祉の増進のためにさらに努力をしてまいりたいと考えているところでございます。 最後になりましたが、議員の皆様方におかれましては、輝かしい新年をお迎えくださいますよう心からお祈りを申し上げまして、12月定例市議会の閉会挨拶とさせていただきます。 まことにありがとうございました。 ○議長(浅川仁君) 以上で奈良市議会12月定例会を閉会いたします。   午後3時3分 閉会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。              奈良市議会議長   浅川 仁              奈良市議会議員   太田晃司              奈良市議会議員   北 良晃              奈良市議会議員   松石聖一...